Global Archコラム
2019.9.12
社員食堂、学生食堂を運営するグローバルアーチです。
弊社には「新しく社員食堂を導入したい」というご相談が寄せられます。
工場を新設する際や、自社ビルを建てる際に社員食堂のう導入を検討される方が多いです。
今回は、社員食堂を導入する上で考えておくべきことをまとめました。
社員食堂はウチに必要?新規導入する上で考えておくべきこと
1、社員が食堂を必要としているのか?
最も大前提ですが、社員が本当に社員食堂を必要としているのかが大事です。
社員の福利厚生で導入を検討される会社が多いですが、社員が本当に必要としているかどうか把握できていないケースもあります。
そう行った場合は、社内アンケートを行うなどして、社員の声を拾い上げるサポートも行なっています。
2、どれくらいの広さが必要なのか
折角社員食堂を用意しても、狭すぎていつも大混雑・大行列。
「いつも混んでるからコンビニでいいや。」
という社員を生んでしまっては社員食堂の9機能を果たしているとは言えません。
弊社は社員食堂の運営だけではなく、食堂の設計も行なっています。
どう並んでもらうのか、
厨房にどう効率よく厨房機器を配置するのか
によって、回転効率は大きく変わります。
予想利用者数を元に、しっかりとした運営設計を事前に立てることをお勧めします。
運営設計を建てた結果、満足な広さが取れないために社員食堂の導入を見送られたというケースもあります。
3、社員の働き方に合わせた運営が可能か
2番の広さとも関係しますが、とあるクライアントさまでは、社員食堂の導入にあたり休み時間を2回に分けたという事例もあります。
社員食堂の導入をきっかけとして、社員の働き方を見直すことも必要です。
休み時間に混雑に巻き込まれないというのは、社員のストレス軽減にも大きく影響します。
また夜勤がある会社では、厨房スタッフは配置できないけど、パンなどを置いておいたり、コーヒーを飲めるようにしておくこともできます。
そう行った場合は、決済を現金ではなくsuicaや社員証で行うことも可能です。
4、社員食堂の導入後に社員の要望に応えられる体制なのか
社員食堂をオープンしてみたら、社員から要望が出てくるということもよくあります。
そこで対応できる会社なのか、最初の設計通りにしか動けない会社なのかによって社員満足度は大きく変わります。
弊社の場合、社員の方からのメニューに関するご要望は出来るだけすぐに反映します。
その結果、当初想定していたメニューから大きくラインナップが変わるということもあります。
5、社員の食事以外に実現したい目的はあるか
社員食堂で接待ができるような内装になっている会社もあります。
また、打ち合わせスペースとして使ったり、タバコを吸わない人の休憩の場になっていたりと、食堂はあらゆる目的として使用することができます。もちろん社員の懇親会にも利用する会社は多いです。
これも、社員食堂の導入時にどこまで用途を想定して設計できるかによって使い勝手が大きく変わります。
接待に使えるようにするためには、個室スペース(のれんで分けたり)を用意する必要があるかもしれません。
社員食堂の可能性を最大限に引き上げらるためのディスカッションはとても重要です。
最後に
今回は社員食堂の新規導入を検討されている方に考えておいて欲しいことをお伝えしました。
社員食堂の導入は、かなりのコストがかかりますし、導入後もランニングコストがかかります。
導入によって、社員満足度が大きく上がり、結果的に業績アップにつながるのか、
あらゆる観点から検証した上での導入をお勧めします。
弊社では、食堂運営だけではなく、食堂導入・運営コンサルティングも行なっております。
導入が決まっていない段階からご相談いただけたら、食堂導入の効果を一緒に検討させていただきます。